Jun's スタイル 

お気に入りの私を生きる!セカンドライフ自分流

        これからは、好きなこと・ものに人生をシフトしていく。 

久々にのめり込みました! ~ 「青い壺」


ご訪問ありがとうございます。

 

半年以上前から気になっていた

有吉佐和子さんの「青い壺」。

新聞やネットなど

いろんなところで目にとまり

読んでみたいと思うように。

 

 

いつものごとく

図書館に予約を入れました。

なんと! 20数人待ち!!

大人気ですね~

でも、ミニマリストもどきの自分

買う気はないので気長に待つことにしました。

 

申し込んだのが、今年の2月24日

連絡があったのが、9月24日

ちょうど7か月後でした。

時々、あと何人だろうと確認していましたが

道のりは遠かったですね~(笑)

 

 

さっそく当日のうちに借りてきて

読み始めてみると

時間を忘れ、ぐいぐい引き込まれていきました。

久しぶりに味わう感覚でしたね~

小説の世界にのめりこむというのは。

 

 

内容は

青い壺が様々な人の手に渡り

直接影響を与えるということではないのですが

青い壺を軸として

ストーリーが進んでいくという連作短編集になっています。

 

 

全13話で構成されており

所有する人達の日々の暮らしが描かれています。

昭和50年頃の時代背景なのですが

定年退職後の夫婦、男女の恋愛の駆け引き

遺産相続、病気、介護、母娘嫁姑の関係、酒場の交流

戦前の上流社会を懐かしむ老婆

70歳の老女の同窓会の様子など

現代においても、うなづけるようなことが多く

共感することもありました。

 

 

第1話と第13話が青い壺自体の内容になっており

無名の陶芸家の手を離れ

売られ盗まれ海外に渡り

古美術の鑑定家が海外から持ち帰って

巡り巡って、作者である陶芸家と衝撃的な再会を果たします。

陶芸家は驚き、自分が青い壺の作者であることを告げるのですが

鑑定家はあまりのすばらしさに

青い壺の作者が、無名の陶芸家であることを認めません。

 

 

帰路、陶芸家は心を落ち着かせ

一つだけ決意します。

過去の陶工が決して作品に自分の名など彫らなかったように

自分もこれからは作品に刻印するのはやめておこう、と。

 

本当に美しい物、本物は

誰が作者であるかなど関係ないのかもしれません。

名前で判断するということではないのでしょうね。

 

 

青い壺の美しさと13の人々のストーリー

とても読みごたえがありました!

 

有吉佐和子さんの本は

恍惚の人」とか「複合汚染」など題名だけは知っていました。

自分が子供の頃に出版されており

社会派の作家だろう、難しそうというイメージがあったのですが

「青い壺」のような面白味のある本もあるので

他にも読んでみたいですね~

 

 

 

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